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ペアローンを離婚で 1 人の名義にまとめる方法
ペアローンで買った家に離婚後どちらかが住み続ける場合、住み続ける人の名義にローンをまとめるのが一般的です。ところが、ローンの名義は、役所の届け出のように書き換えれば済むものではありません。金融機関にとっては、2 人の収入を前提に貸したお金を、1 人の収入で返してもらう話になるからです。
まとめ方は 2 通り
1 つは、住み続ける人が新しくローンを組み、その資金で 2 本とも返してしまう借り換えです。もう 1 つは、今の金融機関が認めた場合に、住み続ける人が相手のローンを引き受ける形です。どちらの場合も、住み続ける人 1 人の収入で 2 本分を返せるかの審査があります。
審査で見られる目安
審査の基準は金融機関ごとに違いますが、公表されている基準として、住宅金融支援機構のフラット35 の利用条件があります。
| 項目 | フラット35 の条件 |
|---|---|
| 総返済負担率 (すべての借入れの年間の返済 ÷ 年収) | 年収 400 万円未満は 30% 以下、400 万円以上は 35% 以下 |
| 借入期間 | 15 年以上 (60 歳以上は 10 年以上) で、「80 歳 − 申込時の年齢」と 35 年の短い方まで |
| 申込時の年齢 | 70 歳未満 (親子リレー返済を使う場合を除く) |
総返済負担率には、車のローンなど住宅以外の借入れの返済も入ります。計算機の「ほかの借入の年間の返済」に入れると、その分だけ借りられる額の目安が下がります。
借りられる額が足りない時の選び方
計算機で「足りない」と出た時に考えられる選び方を挙げます。どれが合うかは、家族の事情と金融機関の判断で変わります。
- 頭金を入れる:預貯金や、財産分与で受け取るお金の一部を入れて、借りる額を減らします
- 精算の払い方を変える:相手への精算を一度に払わず、分割にすると、借りる必要がある額が減ります。分割の約束は書面に残します
- 売る:住み続けるのをあきらめ、売って清算します (売る時のお金の流れ)
- 期限を決めて住み、後で売る:子どもの卒業までなど期限を決めて住み、その後に売る取り決めです。その間、2 本のローンと連帯保証はそのまま残ります
借り換えでかかる費用
借り換えには、新しいローンの事務手数料や保証料、抵当権を付け替える登記の費用などがかかります。金額は金融機関や借りる額で大きく変わるので、計算機には入れていません。見積もりを取ったら、その分を借りる額に足して比べてください。
持分を移した後の住宅ローン控除は、受け直せる場合があり、その時は確定申告がもう一度要ります (国税庁 No.1237)。
出典
- 住宅金融支援機構 フラット35 利用条件 https://www.flat35.com/loan/lineup/flat35/conditions/index.html
- 国税庁 タックスアンサー No.1237 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1237.htm
- ファミリーライフサービス「住宅ローンの連帯保証人とは」 (ペアローンで住み続ける時は借り換えが必要) https://www.familyls.jp/column/loan/housing-loan-joint-guarantor/
この解説は一般的な情報です。個別の事情に合わせた法律や税の判断はしていません。最終的な判断は、弁護士、司法書士、税理士、金融機関などに確かめてください。最終確認日: 2026 年 10 月 4 日。